過去の様子

2026年2月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)

2026年最初のコーチング・ラボ(勉強会)は、「1(いち)からおさらい~聴いて・感じて・伝えるコミュニケーション~」というテーマで、久々に祝日昼間に開催!

【技法を1からおさらいしてみよう!】
普段は平日夜の2時間程度という短い時間なので、分科会メンバー自身が「コーチングのコミュニケーションモデルの中でもこの部分に焦点をあててみたい!」と考えた内容にテーマを絞って開催しています。
今回は、「せっかく普段の倍の時間があるから1からおさらいしたいよね!」ということで、各技法の考え方とやり方を確認しつつ、セッションを通じて、自身の技法の実践がどのようになっているかをふりかえることのできるようなプログラムを企画しました。

【セッションを通じて技法のトレーニング】
さて、当日。ラボ初参加の方を交え、まずは肘タッチワークであいさつ。その後、グループに分かれて自己紹介や最近の状況などを共有しました。
そして、午前中はコーチングの技法を復習するミニ講義をはさみながら、60秒、90秒、2分のセッションを実施して、ウォーミングアップ完了!
さらに、事前に取り組んだホームワークを活用したトレーニングの後、「自分を偽る時」というテーマで2分、5分のセッションを行いました。コーチングに必要な感覚が活性化し、さらに鍛えたような感じがありました。

【三者の立場で学び合い】
お昼休憩のあと、午後はいよいよこの日のメインイベント!講座ではなかなか体験できない、オブザーバーをつけた4分間のセッションです。オブザーバー役は、仲間のセッションの様子を観察することを通じて、自分が技法を実践する際の参考にすることができます。また、コーチ役は、オブザーバーからのフィードバックを受けることで、自分ではなかなか気づけない技法の実践の様子などを振り返ることができます。そして、プレーヤー役は、自己開示の訓練と、三者の立場で学び合います。

そして、最後に、この日のトレーニングの総仕上げとして、「自分を偽る時」「わたしが嫉妬する時」「わたしがワクワクする時」の3つから1つのテーマを選んで、15分間のセッションを行いました。

【参加者からの感想】
参加者からは、
「たくさんのセッションをやらせてもらい、アップアップになりましたがとてもよい訓練の機会をいただけました」
「普段セッションをする機会はなかなかないですが、実際にやってみてその難しさや楽しさ、ワクワク感を味わうことができました」
などの感想をいただきました。

【自分をふりかえる貴重な機会】
平日夜にはできないことをやりたい!と企画した今回のラボ。計8本のセッションを実際にやってみると想像以上にハードな取り組みとなりました。学んだことを「1からおさらい」し、セッションで何度も反復実践することで、自分の技量の現状をふりかえり、自分なりの気づきをもてた機会としていただけたようです。また、オブザーバーをつけたセッションが初体験の方は、仲間からのフィードバックを新鮮に受けとめられたようです。それも、学び合う仲間がいるからこそ。あらためて、仲間の存在をありがたいと感じられた時間でした。

今後も1年に1回程度は、長時間のコーチング・ラボを開催し、今回のようにコーチングの徹底トレーニングの機会を設けたいと思います。

開催日時令和8年(2026年)2月11日(祝・水) 11時00分~16時00分
開催場所南部労政会館 第4会議室

2025年12月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)

2025年最後のコーチング・ラボは「自己開示で自分を振り返ろう ~コーチング仲間とともに~」をテーマに開催。

今回のテーマは「普段はなかなか自分の気持ちを言う機会がないので、コーチング仲間といっしょに1年をふりかえって自己開示したいよね」という分科会メンバーのニーズがきっかけでした。

【自己開示は自分らしさへの「気づき」の手段】
コーチングでは、自分らしい行動により、自分がもともと持っている「力」を発揮しようとする手法です。しかし、「自分らしさ」は分かっているようで、実はよく分かっていないかもしれません。この「自分らしさ」に気づくための手段が「自己開示~自分のことを自分の言葉で自分のペースで話すこと~」です。そのため、コーチングでは自己開示を重要視します。

そこで、今回のラボは、普段は話しづらいかもしれない自分の素直な気持ちをセッションを通じて自己開示してみようということになりました。

【グループワークとセッションでたっぷり自己開示!】
さて、当日。まずは恒例の肘タッチワークで全員とあいさつを交わした後、グループに分かれて自己紹介をしました。単に名前を名乗るだけでなく、ラボへの参加動機や現状のコーチングに対する受け取り感など、自分について何をどのように話されるのかは人それぞれであり、自己紹介自体が自己開示の一端とも言えます。

続いて、ミニ講義で学習した知識の確認。自己開示とは何か、なぜコーチングにおいて自己開示が重要なのかなどを復習しました。そして、セッションの前に、自分をふりかえる機会として、自分が、いつ・どこで・何に対して・どのように・どのくらい反応しやすいのかをグループで共有しました。

そして、いよいよセッションでの自己開示タイム!「今年1番反応したこと」をテーマとして、3分、15分のセッションを行いました。自分とは違う感覚を持つコーチのサポートをいただきながら、自分の「反応」について、参加者それぞれが自分なりに言葉を紡いでいきました。

【参加者からの感想】
参加者からは、
「ここに来ると"仲間がいる"という安心感というか"ここに居てもいいんだな"と反射的に感じていることを実感しました。逆に"居ちゃいけない自分って何だろう?""このままじゃ居ちゃいけないと安心させないようにしている、なんでだろう?"と自分と向き合う時間を楽しんでいた」
「コーチのおかげで、3分と15分のセッションでは、全然違う内容を話せた」
「安心して自己開示することで、『ネガティブな感情を話そうとする時、深掘りすることを恐れるな』ということに気づきました」
などの感想をいただきました。

【仲間とのセッションは「気づき」を深める貴重な機会】
セッションは、内にある自分の思いや考えを外に出してあげる機会。特に、自分を知るために、人に知られたくないような不都合な自分を言葉にすることは、仲間がいるからこそできる貴重な機会なのだということを体験した勉強会となったようです。

開催日時令和7年(2025年)12月11日(木) 19時15分~21時15分
開催場所としま区民センター 会議室503

2025年11月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)座談会

2025年11月のコーチング・ラボは座談会。お題は「森山コーチにきいてみよう!~講座できけなかったあれこれ~」です。

講座を修了してテキストを見直した時に「これってどういうことだったんだろう?」といった学習内容に関する疑問を感じたことはありませんか?また、実際に日常生活でコーチングを使おうとした時に難しさを感じたり、日々のコミュニケーションで生まれる不都合感をどう扱えばいいのかと困った経験はないでしょうか。座談会は、これらの疑問や困っていること、課題などを、直接森山コーチに確認や質問ができる機会です。

今回は、11月にコーチ養成プログラムを修了されたばかりの方にもご参加いただきました。まずは、肘タッチワークで全員とあいさつ。グループに分かれて、自己紹介や最近のコーチングの実践などについて共有したあと、前半は森山コーチへの質問コーナー、後半は参加者全員で車座になって、自分が感じていることや、コーチングを実践してみて感じたご自身の変化など、体験談を紹介していただきました。

【森山コーチに質問!】
(質問1)「観察するってどういうこと?」
Q)講座では、まず「自分をどのようにして守っているのか」を観察するようにと教えていただきました。観察するということについてもう少し教えて下さい。「怒りに満ちている」とのファシリテートは残っていますが、観察するとは、怒りをもつような不都合な事態に直面した際、どのような反応をするか観察する、ということでしょうか?

A)「怒りに満ちている」というファシリテートによって、「怒りはある」と自覚しながらも、「怒り」を切り口に自分を深く知ることは避けている。今はその状態でかまわないので、いかに自分の怒りを外に出さないように抑えたり、はぐらかしているかを何度もふりかえってみる。それが学びを深めること。結果、自分をどのようにして守っているのかを自覚していくことにつながる。
このファシリテートに、ご本人は改めて「自分を知る」ことの意味を確認されたようです。

(質問2)「相手が家族だと話が聴けない…。」
Q)身近な存在である家族に対して、殊に緊急度や重要度の高いこととなると、実践を試みるどころか、そもそも相手の話を聴くこと自体ができません。そんな時、安直にどうにかしたくなる私がいます。どうすればいいでしょうか?

A)コーチングでは、相手との距離感を大事にして、相手を映す鏡役となるが、家族など身近な相手は関係が近いのでコーチングを実践することは難しい。まして、相手が何か問題を抱えていると、何とかしてあげたいと感情移入して慌てふためいてしまう。実践できないからダメだと自己否定するのではなく、もしやってあげたいことがあれば、相手の許可をとってやる。それとともにコーチングに習熟していくことで、家族に対しても実践しやすくなる。
この解説を聴いたご本人は、今できることから始めることの大切さを確認されたようです。

【車座になって自己開示の共有!】
前回の座談会までは会全体を通してグループごとに分かれて座っていたのを、今回、初めての試みとして、後半では参加者全員の顔を見ながら話せるように車座になりました。参加者それぞれが、コーチングを学んでみての所感や最近感じていることなどを自己開示。そして、分科会メンバーからは「コーチングの学習を継続したらこうなった」という体験談が紹介されました。

(体験談1)「『何が、どう気になっているか』を意識したら、夫とのバトルが減った」
夫との関わりの中で、「えっ!?」と思うことがあると、以前は即文句を言ってぶつかっていた。最近は、自分は夫の「何が、どう気になっているか」を意識するようになったことで、夫の感じ方や考え方、ものの見方や捉え方などは私とは違うということが、夫に対する態度に自然に反映されるようになり、バトルが減った。

(体験談2)「人と感想を共有するのもいいな」
以前は、コンサートや美術館に行っても感想を共有することはなかった。共有しても「しょうがないだろ」と自己完結していたが、今では感覚が変わって人の感想にも興味を持ち始めて「感想を共有するのもいいな」と感じるようになった。

【参加者からいただいた感想】
参加者からは、
「自分の内面を見つめることがいかに難しいか、今後どのように取り組めばよいか見えてきたような気がした。今日の内容をしっかり反復して、気づきにつなげていきたい」
「自分の感情に向き合うということを意識してこなかったので、向き合った先に見えてくる自分が楽しみ」
などの感想をいただきました。

【自分を深く知るには、時間をかけることが大切】
自分のことは、わかっているようで意外とわかっていないもの。自分を深く知るためには、自身がいつ、どのような気持ちになるのか繰り返しふりかえり、時間をかけて自分の内面に向き合うことが大切であることを、今回の座談会で参加者のみなさんは確認されたようです。また、無自覚な部分に自分一人で気づくことは、なかなか難しいもの。自分とは違う感覚をもつ仲間と一緒に学習を進めていくことが、自分を深く知る助けにもなるようです。
みなさんも、仲間とともに「自分を知る」取り組みをしていきませんか。

開催日時令和7年(2025年)11月14日(金) 19時15分~21時15分
開催場所文京シビックホール 会議室1

2025年10月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)

10月のコーチング・ラボ(勉強会)のテーマは「やります!秋のセッション三昧!!~セッション三昧でたっぷり自己開示!~」。

【コーチに不可欠な基礎力の一つは「自己開示の力」】
コーチングに欠かせない基礎力、それは自己開示の力。相手の自己開示を促すためには、まずコーチである自分自身が自己開示することの意味・必要性・価値などを深く実感とその更新が不可欠です。技法の習熟も大切ですが、同様に自己開示の習熟も大切。そして、この自己開示の習熟に大変有効なトレーニングのひとつが「コーチングセッション」です。このセッションを活用して、コーチ側ではなく、ユーザーたるプレーヤー側のトレーニングとして、自らの自己開示の力の現状レベルを知ることや、その質量を高めることにフォーカスすることができます。
このことから、今回の勉強会は「1年に1度くらいは、たっぷり自己開示して自分を深堀りしたいよね!」という分科会のメンバーのニーズも反映して、思い切って長めのセッションを実施することにしました。

【仲間とたっぷりセッション!】
さて、当日。参加者全員であいさつ代わりの肘タッチワークをしたあと、まずはミニ講義で学習した知識の確認。コーチングのコミュニケーションとはどのような考え方に基づいたもので、今までの習慣的なコミュニケーションとはどのように違うのかを復習しました。続いて、コーチングの技法についての復習講義を合間にはさみながらの短いセッション。この日は少人数、かつ長く学習を続けている仲間が集まったので、急きょセッションの回数を増やし、60秒、60秒、2分と短いセッションを3回行いました。

そして、いよいよ講義ではなかなか体験できない20分のセッションにチャレンジ!「わたしの安心感」「わたしがイラっとするとき」「わたしが嫉妬するとき」の3つからテーマを選んで、プレーヤーとして自己開示の訓練をするとともに、コーチとして技法の実践に習熟するためのトレーニングをたっぷり行いました。

【参加者からの感想】
参加者からは、「セッションで20分も話せるのかなと、少し不安でしたが、時間があっという間に過ぎていて驚きました。」「はっきりと言葉にすることで、自分がなんとなく感じていることを形にすることができた。」「講座の中で『コーチは触媒としてプレーヤーに関わる』と言われているけれど、コーチもプレーヤーと関わることで自分のありさまを如実に感じられると思った。」などの感想をいただきました。

【不都合は自分を知るための貴重な機会】
セッションで、プレーヤーとして、コーチという他者を介在させて自己開示することは、普段は抑えているかもしれない自分の主観を外に出してあげる機会であり、特に、「イラっとするとき」や「嫉妬するとき」など、不都合な自分を言葉にすることは、自分ひとりではなかなか気づけない自分を知るためのとても大切で貴重な時間なのだということ、また、コーチとして自分とは違う相手と関わるということは、自分の反応を体験することであり、自分を知ることができるありがたい機会だということを、改めて感じられる時間となったようです。

開催日時令和7年(2025年)10月22日(水) 19時15分~21時15分
開催場所新宿文化センター 第1会議室

2025年7月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)座談会

7月のコーチング・ラボは「森山コーチにきいてみよう~講座できけなかったあれこれ~」と題した座談会でした。
座談会は、講座で学んだコーチングを日常生活で実践した場合に生じる疑問や不都合などについて、コーチングとしてはどう捉えることができるのか、直接森山コーチに質問できる機会です。
さて、みなさんは学習課程の中で仲間と一緒にコーチングを学ぶことができる講座の受講中は、新しい知識に戸惑いながらも、自分とは違う仲間の感覚が「そんなふうに感じるんだ!」「おもしろい!」など、「違い」を刺激として肯定的に受けとれることも多かったのではないでしょうか。ところが、いざ日常生活に戻ると、「なんでそうなるの?」とか「その考え方、ついていけない・・・」など、「違う」ことが不都合に感じて、否定的に捉えてしまうことも多いようです。また、自分の反応も不都合に感じて、どう捉えればいいのかわからなくなり、戸惑う方もいらっしゃるようです。

そこで、今回は、分科会メンバーが最近気になっている自分の不都合な状態を、コーチングとしてはどのように捉えうるのか、どのように取り組むのかを、森山コーチにきいてみることにしました。
まず、肘タッチで全員とあいさつを交わした後、さっそく質問タイムの始まり始まりー!

(相談1)「物事がうまく進むと怖くなる・・・」
Q)物事がうまく進んでしまうと怖いと感じることが昔からあります。例えばですが、仕事がうまく進んでいる時や職場の同僚と飲み会に行って楽しんでいる時は、何も障害がない状態のはずなのに、ふとどこか怖くなって足がすくんでしまうような感じです。これはどのような状態なのでしょうか?
A)ファシリテートを聴いたご本人は、「上手くいくことがあるとホッとして無防備になり、不安になるため怖くなってしまう状態と言える。理由は、常に警戒心、緊張感をもって暮らしていることによると考えられる。緩和策としては、香りのよいお風呂にゆっくり入ることなどを通じて、コンディションを整えることも大事」ということを自覚されたようです。参加者は、仲間の体験をきっかけにして「そういえば自分も息を止めてやってることがあるな」とか「自分の身体感覚にもう少し意識を向けてみたい」など、自身の日常をふりかえっていたようです。

(相談2)「相手に指摘するのは良くないと考え黙ってしまう」
Q)会議で、「みんなにも主体性を持って参加してほしい」という他者の発言を聞き、「それは自分の感じ方や考え方を相手に適用して、自分と同じようにしてほしいってことだろ!」と思いました。しかし、自分が出したアイデアをふりかえった時、それは自分の感じ方・考え方を反映した内容でした。そう気づくと相手に指摘するのは良くないと考え黙ってしまいました。1対1だと質問することで相互の違いに気づきが発生するのでしょうが、複数人で議論している場合にはどうしたら良いでしょうか。
A)ご本人は、解説を聴いて「重要なのは、相手の言動を解釈したり判断することではなく、相手の思いや考えに興味関心があるかどうか。そして、相手のことを操作してるんじゃないの?と思うことがいけないのではなくて、解釈や判断をしてるな、と気づくことが大事」ということを確認できたようです。参加者からも「自分も、人の話を解釈したり判断しながら聞いていることがよくある」という反応がありました。

座談会を終えて
今回も、自分が、何に対してどのように反応しやすいのかは自分らしさを知ることのできるヒントであり、なかでも、不都合を感じるときが自分のことを教えてくれる貴重な機会となりうることを確認できました。コーチングでは「不都合は学び」。普段、我慢したり気分転換することでやり過ごしていたかもしれない不都合に、新たな気づきにつながる可能性が潜んでいます。ただ、そのことに自分一人では気づきにくいもの。共有できる仲間がいるからこそ、自分を知る機会として活用しやすくなるようです。
参加者からは、「無意識に人に合わせて自他の区別を曖昧にすることで、摩擦を避ける自分のかかわり方を実感できる貴重な体験だった」「視野が狭くなって猪突猛進してしまい、"なぜ自分と同じにやらないのか"と同僚に強要したがる自分を見つけた」などの感想をいただきました。
みなさんも、「不都合は学び」を仲間と一緒に体験してみませんか。

開催日時令和7年(2025年)7月17日(木) 19時15分~21時15分
開催場所としま区民センター 会議室503

2025年6月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)

2025年6月のコーチング・ラボ(勉強会)は「言いたいことが言えない…私、悶々としてるんですけど」というテーマで開催しました。
今回のテーマは、ある分科会メンバーの「最近職場で言いたいことが言えない」という話がきっかけでした。他のメンバーからも「相手の機嫌を損ねそうでなかなか言えない」「言えなくて悶々としちゃう」などの声が。
そこで、なぜ言いたいことが言えないのか、その時の自分はどうなっているのか、言いたいことが言えない状態をコーチングの視点から分析してみようということになりました。

さて、当日。まずミニ講義で言いたいことが言えない時の状態を、コーチングの視点ではどう捉えられるのかを確認。そのうえで、事前に「言いたいことが言えなくなる時」というテーマで取り組んだホームワークをグループで共有しました。
そのあとは、いよいよセッション。言いたいことを言えない時の自分を深堀りしたあと、最後に言いたいことが言えなかった時の体験談を、分科会メンバーに紹介してもらいました。

~言いたいことが言えない自分に向き合ってみたら~
体験談「言いたいことが言えないのは思い込みのせいだった」
先日、職場内のチャットに自分にとって不都合なことが書かれていて、頭が真っ白になってひとりで泣いてしまった。以前、同じようなことがあった時は、我慢してそのまま仕事を続けた。コーチングを始めてから、自分に起きていることを書くといいと教えてもらったので、ノートに自分の気持ちを書いてみたら、自分が無理をしていると気づいたので、今の状況について感じていることを上司に電話で伝えたら「気にしなくてもいいよ」と言われた。その日は我慢して仕事をやって帰るか迷ったけど、急ぎの仕事はないから思いきって帰った。

不都合な自分の状態を言葉に起こしたことで自分の気持ちを大事にすることにつながり、後日、上司との面談でも「作業に行きづまって手を動かせないと、遊んでいると思われるんじゃないか」「目に見える成果物がないとダメ」「相手との関係を気にしてしまう」と話すことができた。話してみると、思いつめていたのは自分の思い込みだったと気づいた。泣いた時は「終わった」と思ったけど、言ってみたらそんなに大したことじゃなかった。

【ラボ勉強会を終えて】
参加者からは、「言いたいことが言えない自分をホームワークで考え、さらにセッションで話すことにより、どんな気持ちの時に話せなくなっているのかを気づくことができました。」「自分とはまた違った悶々(言いたいことが言えない時)を感じさせてもらうことができ、自分の悶々にもより興味がわいてくる感覚がありました。」などの感想をいただきました。
今回のラボでは、「言いたいことが言えない自分」を切り口として、不都合な自分に向き合うことになりました。文字に起こしたり、セッションで話したりすることで、いつ、どんな時に言いたいことが言えなくなるのか、その時自分の中に何が起きているのかなどに気づくことができたり、メンバーの体験談から、これまでは言えなかった状態に変化を加えられる可能性も見いだせたようです。また、メンバーそれぞれの思いや考えを共有することは、自分の反応に興味を持つきっかけとなったようです。

開催日時令和7年(2025年)6月25日(水)19時15分~21時15分
開催場所としま区民センター 会議室503

2025年5月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)

2025年5月のコーチング・ラボ(勉強会)は「えっ!?私こんなこと考えてたんだ!~自分に対して自己開示~」というテーマで開催しました。

今回のラボでは、自らの「力」に気づく手段である「自己開示」に注目!
分科会メンバーからは「自己開示って、ただ自分のことをしゃべればいいの?」「コーチングでは自己開示って重要なんだけどなんでだっけ?」などの声が上がり、基本的な知識の理解不足を確認・・・。それならば「そもそも自己開示とは何か」を復習するとともに、「自己開示を実践・体験・実感できるラボにしてみよう!」ということになりました。
さて、当日。自己開示の重要性をミニ講義で確認したあと、自分にとっての自己開示がどんなものなのかをグループのメンバーと共有しました。さらに、分科会メンバー二人に、ご自身にとって自己開示はどのような意味を持つものなのかを紹介してもらいました。

~自分にとっての自己開示の意味について~
紹介①「自分で自分の気持ちを聴いている感じ」
昔は、怒りを抑え込みすぎちゃってわかんなくなってた。でも、教えてもらった「感情日記」をつけることで、日々の感情を言葉に起こすことが、自分に対する自己開示になっている。最近は、ようやく自分の反応に少し敏感になってきたかも。言葉に起こす時間が自分の時間になって、自分で自分の気持ちを聴いている感じがする。

紹介②「自分の気持ちを大切にできる」
自己開示は、自分の自覚してないものを外に出す取り組みだと実感している。長らく自分の気持ちや感情を言葉にすることを否定し、放置して「わかってもらえなくてもいいや」と内にこもっていた。自分の気持ちをどうしていいかわからなかった。でも、コーチングで自己開示に取り組むことを通じて、自分の気持ちを言葉にする大切さに気づいた。また、自己開示によって自分の気持ちを大切にできると、相手の自己開示も貴重なことだと感じる。

二人の話を聴いた後は、いよいよセッション!
それぞれ事前に準備していただいたテーマで、どこまで自分のことを言葉にできるか自己開示のチャレンジです。コーチのサポートにより、自分の気持ちや考えを言葉にしていくうちに「もっと自分のことを話したい!」という思いが強まったようで、セッション終了の合図に「え~もう終わり?」という声が上がりました。

【ラボ勉強会を終えて】
参加者からは、「セッションの際、自分から思わぬ言葉が出てきて、自分でも『えっ!?』っとびっくりした。まさに『私こんなこと考えてたんだ』という瞬間を感じることができたのがうれしかった。」「コーチがいてくれるおかげで、普段自分だけでは展開しない方向に話が進んだり、自分の話していることが違う方向から見られる体験をした。」などの感想をいただきました。
今回のラボでは、自己開示によってそれまで抑えていたかもしれない自分の気持ちや思いなどを言葉に起こすことになり、まさに「私こんなこと考えてたんだ!」という体験がありました。この体験は「自分のことをもっと知りたい」という、自分自身への興味関心にもつながったようです。
また、「他者の存在」それもコーチング仲間であればなおさら、ひとりではなかなか気づけない自分を知るうえでとても貴重でありがたい存在だということを、改めて感じられる時間となったようです。

開催日時令和7年(2025年)5月20日(火)19時15分~21時15分
開催場所としま区民センター 会議室403

2025年4月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)座談会

座談会のテーマは「森山コーチにきいてみよう!~講座できけなかったあれこれ~」。
講座の受講中は、これまでの認識とは真逆ともいえる内容を紹介されて戸惑ったり、ホームワークなどへの取り組みでいっぱいいっぱいで、何を質問していいのかも分からなかったかもしれません。でも、講座を離れて職場や家庭などの日常生活の中でコーチングを使おうとすると、実践の難しさを感じたり、「これってどういうことなの!?」といった疑問などが湧いてくることも多いのではないでしょうか。座談会は、このような日常のコミュニケーションで起きている不都合な反応をどう扱えるのか、直接森山コーチに確認できる機会です。

今回は、進行役の「新年度を迎えて仕事の環境や人間関係が変わると、以前なら常に緊張感がつきまとっていたが、コーチングを学んだことで少し緊張感が和らぎ、以前とは違う関わりができるようになったと思う」という、自身の体験の紹介からスタート!

これを受けて、まず、「コーチングの継続学習について~私の最近の状況etc.~」というテーマで「最近、どうよ?」と自分自身のコーチング事情についてグループのメンバーと共有しました。

そして、いよいよ質問タイム!

(ケース1)「どうしたらそうなる!?」
「お手洗いで化粧直しをしていた時に、気づいたら自分のリュックサックの紐の部分が洗面台のハンドソープで泡だらけに。友達に『どうしたらそうなる!?』と驚かれました。そんなドジでおっちょこちょいな自分に戸惑っています。戸惑う自分がいることを自覚することが、自分に真摯に向き合うってこと?」

予想外の体験紹介に会場からは笑いが。ご本人は戸惑っていますが、解説により、「何かをやっている時にそのひとつに集中するので、ほかのことが抜ける傾向が強い」ことが自覚できたようです。すると参加者からは「なるほど、そういうことか。自分にもあるある」や「自分はそんなことでは戸惑わないな」という反応。さらに「じゃあ、こういうケースはどうなの?」という新たな質問もでました。

(ケース2)以前より不都合を感じやすくなったけど…
「最近引っ越しをしたとき、荷造りや片付けを義母にすごく手伝ってもらいました。その際、義母や妻から私があまり荷造りや片付けをやらなかったと指摘されて不都合を感じています。以前は、同様のことがあっても時が経てば忘れられたのですが、今はより不都合の引っかかりが深い感覚があります。こういう場合にどうしたらいいんでしょうか?」

ご本人は、ファシリテートにより、「これまでは、指摘として耳に入ってこなかったけれど、それが入ってくるようになって不都合を感じやすくなった。それは、家族としてのふるまいに問題があることに気づき始めたと同時に、自分に敏感になってきたということ」を自覚されたようです。参加者の中には「なんで片づけないの?」と思った人もいたようですが、「なるほど、そういうことだったのか」とか「じゃあ自分は家族に対してどうだろう?」など、仲間の体験を自分ごととして捉えていたようです。

座談会を終えて
この度も、「不都合は学び」のコーチングの学習ポイントを確認しました。自分の特徴や盲点は、自分だけは気づきにくいものです。しかも、自分にとって不都合な瞬間に、その機会が潜んでいます。そこに焦点をあててくれるのは、少なくない場合、他者です。そのことを感謝をもって活用させていただく手段として、コーチングは有効です。
参加者からは、「仲間の話から、自分も似たようなことをやらかしていても気づかずにいるかもしれない。まずしっかりと自分と向き合うために、自分の振る舞いを他者を通じて見つめなおしていきたい」「自分のことは自分がいちばんよくわかっていないということを改めて実感させられる時間となりました」などの感想をいただきました。
次回は、みなさんも参加してみませんか。

P.S お菓子と飲み物の準備あります(お菓子復活 \(^o^)/)

開催日時令和7年(2025年)4月10日(木)19時15分~21時15分
開催場所としま区民センター 会議室504

2025年3月コーチング・ラボ(月例勉強会/東京)

今月のコーチング・ラボ(勉強会)は「イヤだ!めんどくさい!!やりたくない!!!~その時、私は…~」というテーマで開催しました。

◎今回のテーマ:メンバーの「モヤモヤ発言」から

今回のテーマは、普及分科会で起きた出来事がきっかけでした。「最近みんな忙しくてミーティングが時間通りに始まらないし、なんかダラダラした状態でおもしろくない。このままでいいのかな…」と感じていたメンバーが「ミーティングのやり方にモヤモヤする!」と自己開示したことから、全員で「今の分科会をどう捉えているのか」など、自分たちの率直な思いを共有しました。

この率直な思いを会として共有したことが、「自分の気持ちを大切にしていい」と「ミーティングの時間も大切にしたい」とが皆の思いとしてつながることに。結果、遅れがちだったメンバーは時間を再調整してくれたり、オンライン参加に留まっていたメンバーも何とか都合をつけて対面での直接参加に変えてくれたりと、ミーティングが対面で時間通りに始まるように大きく変化しました。
さらに、なんとなくめんどくさいこと、やりたくないことになりかけていた普及分科会のミーティングを、もっとワクワクする楽しい時間にするためにどうしたいのか、積極的な意見が次々と出てくるようになり、ミーティングが活性化していきました。

この変化をコーチングの学びと関連づけられれば、普段の生活の中でも活用できるんじゃない?だったら、ぜひラボの参加者にも紹介して「自分でもやってみたい」と持ち帰ってもらいたいよね!というところから企画がスタート。

普及分科会のメンバーがミーティングに対して感じていたように、日常生活の中でも「イヤだ!めんどくさい!!やりたくない!!!」と感じることはよくあること。これはいわば「やる気がない」状態。しかし、たとえやる気がなかったとしてもやりたくない自分の気持ちは抑え、切り換えて目の前の課題に対処することが多いのではないでしょうか。結果、気持ちを抑えることに力が使われてしまい、期待ほどパフォーマンスは上がらないために疲弊し、ますますやる気が失われていく…ということが起こりがちです。

しかし、コーチングでは「やる気がない」状態もその人らしい状態の一端として捉えています。そこで、今回は、自分の不快感情にフォーカスしたプログラムを考えました。

さて、当日。事前に取り組んだホームワーク「イヤだ!めんどくさい!!やりたくない!!!~その時、私は…~」をグループで共有。改めて仲間に自己開示することで、自分が、いつ、どんなときに、どのように「めんどくさい!」と感じるのか、身近になったようです。

◎ミニ講義&リアルな体験談

次に、ミニ講義で「コーチングの基軸となる考え方」を復習。「やりたくない!」と感じる仕事であっても自分なりに取り組むためには、まずその仕事に対する自分の気持ちなどの反応を大切にすることが大事だと再確認しました。

そしていよいよお待ちかね、普及分科会の体験談。「モヤモヤする!」という自己開示をきっかけに、実際に普及分科会でどんなことが起きたのか、3名のメンバーが生の声で熱く語ってくれました。さらに、もう1名からは日常で「コーチングの基軸となる考え方」を実践した時のリアルな体験も紹介していただきました。普及分科会メンバーの熱い自己開示を聴いてラボ参加者も多いに刺激を受け、場が活性化したように感じました。

最後に、「イヤだ!めんどくさい!!やりたくない!!!」をお題としてのセッション。プレーヤーとして自己開示の訓練をするとともに、コーチとしても技法に習熟するためのトレーニングを行いました。

参加者からは、「身近でよいテーマ。楽しく気づきの多い時間だった」「"めんどくさい"の一言で何でも片付けていたが、自己開示を進めることで自分の中でどんな反応が起きているか見ることができた」「普段"めんどくさい"と思っていることに注目したいと思った」などの感想をいただきました。仲間との自己開示の共有は刺激的で、自身の反応に気づくきっかけにもなったようで、参加者それぞれに自分の時間として過ごすことができたようです。

開催日時令和7年(2025年)3月11日(火)19時15分~21時15分
開催場所としま区民センター 会議室504